2025大阪関西万博ぼっちレポ17 クラゲ館とノモの国

来訪6回目

当日予約がとれたクラゲ館。
シグネチャーエリアのパビリオンに行くのは初めてです。
シグネチャーエリア自体あまり通りかかることもなかったので
クラゲ館がどんなパビリオンなのかわからなかった。
たぶんクラゲぽいんだろう。
遠目で見て、あっこれクラゲ館か?と思ったクラゲっぽい建物があった。
それはクラゲ館ではなく、なんちゃら平衡館みたいなやつだった。
ビジュアルあんなにクラゲっぽいのに。
いや、クラゲというよりエイっぽいか?
ちゃんとマップで見つけたクラゲ館はあまりクラゲ感なかった。
これだったら夢洲までの道中で見える京セラドームのほうがクラゲ感ある。
まあそんなことはね、いいじゃない。
クラゲ感なんてまあいいじゃない。
クラゲ館に入ってみると、なんかもう不協和音がすごい。
ずっといたら頭おかしくなりそうな不協和音がけたたましい。
クラゲ館の入口は予約なしで自由に入って遊べるようになっていて、
いろんなところから音が鳴る感じの遊び?体験ができるらしい。
予約すればクラゲ館の地下に降りることができる。
わたしは予約者の受付を済ませて、とりあえずこのしっちゃかめっちゃかで気の抜ける空間を一回りした。
子どもの遊び場のような雰囲気だった。
たしかに子どもは楽しそう。
わたしはひとりぼっちのおばちゃんなので軽く一周してそっと予約者グループの列に戻った。
予約の時間がくると、エレベーターに乗って地下におりる。
そこでは、真っ暗闇の空間で腰かけて、水の音や動物の足音、鳥のさえずりに耳を澄ます時間だった。
眠くて仕方がない。
あ、いや、ごめんなさい。
この空間のことはいのちの根っこと名付けられていたので、なんとなく土の中っぽいイメージでいた。
モグラみたいなかんじで、なにも見えないけど地上の様子が音で感じられる感じ。
心地は悪くない。
ただ眠くなったし、なんか無駄に長かった。
耳を澄ますというかもう思考停止状態でしばらく暗闇に放り出されていたが、
次の部屋は陽気だった。
360度ぐるっと、海の中のような映像が流れている。
映像の中のクラゲに手をかざすとクラゲが大きくなったり小さくなったり反応するらしい。
やってみたがよくわからなかった。
見よう見まねで手をフリフリする。
クラゲ、全然去っていく。
そんな私にもスタッフのお姉さんはニコニコしているので、たぶん私は間違ってないんだろう。
やり方は間違ってないけど、純粋にクラゲが反応しない。
クラゲに無視されるわたしは一体なにを楽しめばいいのかわからないまま、ただ両手をフリフリしてやってる感を出していた。
しばらくすると、バンドの演奏が始まる。
映像は海の中から世界のお祭りの様子に切り替わる。
日本の伝統的な祭りとかどこかの国の楽しげなお祭りに360度囲まれる。
バンドの演奏がどんどん盛り上がってくると、映像がゆっくり右から左へ流れ始める。
この時点でもう私は訳がわからなくなっている。
祭り?クラゲ?バンド??
気付けばスタッフさんに促されて、みんなでこの円形のホールを右から左へ回るように歩き出す。
櫓を囲んでやるタイプの盆踊りですかね??
みんなが回っているので私も合わせて回る。
もう本当に、なんですかこれ????
回りながらスタッフさんが、歩きながらもクラゲが反応してくれますよー!って笑顔で声をかけてくれる。
クラゲに手を振ってみるが、やっぱりクラゲは私のことを無視している気がする。
訳がわからないまま円形ホールをみんなでぐるぐる回り、急に終わった。
バンドの皆さんに拍手してそのまま退出となった。
もうほんま、なんだったんですか…?
たぶんだけど、ここは子ども向けだった。
残念ながら私が入った回は大人しかいなかったのでなんともいえない空気になってしまったけど
たぶん子どもがいたらはしゃいでくれたんだと思う。
でも子どもは前半の暗闇空間タイムを怖がりそうでもある…わからない…。
クラゲ館を出ると目の前に中国パビリオンがそびえていた。
あ、中国ってここだったんだ。
ずっと探していた場所に思わぬ形でたどり着いてしまった。

アート色強めなシグネチャーパビリオンの洗礼を受けたあとは
予約しているノモの国の時間まで少し時間を潰す。
こういうときにコモンズ館が便利ですよね。
あとトイレ行くのもコモンズ館が便利ですよね。
どこかのコモンズに入ろうと思ったんだけど、なんか全く並んでいないパビリオンがあった。
ちょっと名前忘れちゃったんですけどASEANとかなんちゃら機構とかの合同パビリオンだった。
疲労の強いこの終盤に訪れるには内容が深すぎた。難しい。
体験コーナーのようなものもあったけどほとんどが使用中止になっていた。
内容はまったく頭に入らなかったけどしばらくここで休憩してノモの国に向かった。

ノモの国。
かなり特徴的なビジュアルの建物だった。
ピンクと青色のひらひらで遠目に見ると幻想的だったが、近づくと無骨な枠組が目立ち
ジャングルジムに布貼ってあるみたいだなあ。
ノモの国は何度も予約抽選に申込してなんどか落選していたこともあり、
ようやく当たった予約だったので楽しみにしていた。
パビリオンに入る前に見る映像では、なんか二人の少女と一人の精霊のような女の子が、
心を映すノモの国で冒険する、みたいな感じのストーリーがあるようだった。
おもしろそうじゃないですか。
ノモの国でこの少女たちの冒険を見守る的な体験かな?と思ってたんです。
ほんまにごめんなさい。
少女とか全然出てこないです。
なんのストーリーもなかったです。
はっきりとお子さま向けの体験パビリオンでした。
最初の部屋では、暗い部屋の中で床に投影される映像を見るみたいな。
その映像もストーリーがあるとかじゃなくて、なんか抽象的な映像が動き回るだけ。しかも長い。
子どもは楽しそうにその映像の動きを追いかけてた。
レーザーポインターを追いかけて遊ぶ猫のようだなと思いながらただ眺めてました。
謎の床映像部屋の次は、ひとり1つずつ結晶を持って、
いくつも設置されたクリスタルに結晶をかざすと光る、というしかけの部屋だった。
何度かかざして光らせたけど、どのクリスタルを光らせても変わり映えしないのですぐに飽きた。
すべてのクリスタルを光らせたら終了というわけでもない。
子どもは楽しそうに何度も何度も光らせて走り回っていた。
大人にとっては長すぎる時間だった。修行かなって。
ようやくクリスタル光らせる修行が終わり次の部屋に進めることに。
そこでは、さっきかざしたクリスタルを読み取らせると使用者の心を映し出すモニターが設置されていた。
あ、これもしかしてさっきかざした回数が反映されるかんじか?
サボってたのバレたか??
内心焦りながら結晶を読み取ってみると、
「きみのココロは深く考える力にあふれているね」
と言われた。
あ、バレてんな…めっちゃ良いように言ってくれたけど、
「おまえはサボってスカしていたな」
という意味だったとおもう。
そんな私のサボりスカした心が蝶々になったらしいので、次のお部屋で飛ばしてあげることに。
謎のスタンドに向かってうちわで扇ぐと、スタンドから音が鳴ったり光ったりする。
これがスタンドによって音が違うからいろんなスタンドを扇いでみる。
これはちょっと楽しい。
子どもに混じってあちこちのスタンドを扇ぎまくった。
スタッフのお姉さんから、気に入ったスタンドに結晶を置くように言われる。
結晶を置いてうちわで扇ぐと、なんか蝶々がでてきたがなかなか飛んでいかない。
あれ、これ飛んでいくんだよね?飛ばすんだよね?
不安になって周りを見回すが蝶々がまだ残っていたりいなかったりいろいろだった。
やりかた合ってるかな?って不安になってふと自分の蝶々を見たらいなくなってた。
蝶々の飛んでいくとこ見逃した。
そんなかんじでずっと扇いでいたらさすがに疲れてくる。
いつまで扇ぐんですかねこれ…と思っていたら急に歌が流れだす。
そしてスタッフのお姉さんが踊りだし、私たちにも一緒に踊ろうと誘ってくる。
わけがわからないままダンスタイムを手拍子で過ごした。
なんだったんだろう…私たちの蝶々はどこへ行ったんですかね…?
最後に結晶を返すとカードをもらい、これまでの世界観とは関係なさそうなパナソニックが取り組んでいるサステナビリティな展示コーナーが始まった。
さっきまでのダンスタイムよりこういう展示を面白いと思えるあたり、わたしは大人になったんだなあ。
野菜の収穫量を増やすバイオスプレーや、菌糸パネルで作られたドーム、刺激を与えると発光する微生物、ジーンズやおがくずを再利用して作られたエコ素材など
面白いものに触れる体験ができました。
ようやく楽しくなってきたと思ったらこれが出口でした。
入館する前は体験時間の60分間トイレないので気を付けてください!とスタッフさんが案内してましたけど30分ぐらいで終わったぞ。
ほんまに終わりですか?
最後にスタッフさんが2階にも上がれますよ!^^と教えてくれたので外から2階に上がってみた。
何もなかった。
まじで何もなくて、ただ2階にのぼって下を見下ろすだけだった。
ピンクと青のひらひらがすぐ近くでひらひらしてた。
しばらくぼーっとして、あー思ったより早く帰れるなあって思いながら駅に向かいました。
ところで、ノモの国ってどういう意味なんでしょう?
そして入口でみたあの少女たちの映像はなんだったんでしょう??
ただひとつ言えることは、子どもは楽しめるんじゃないかなと思います。
試合終了です。ありがとうございました。

基本情報

開催期間

2025年4月13日(日)〜2025年10月13日(月)


開催場所

大阪府大阪市此花区夢洲(ゆめしま)


アクセス

  • 電車:Osaka Metro中央線「夢洲駅」…東口ゲート
  • シャトルバス:各主要駅から運行(梅田・難波など)…西口ゲート
  • 自家用車:パーク&ライド方式を採用(障がい者の方は東口ゲートに駐車場あり)

開場時間

9:00〜22:00(パビリオンによって異なる可能性あり)


チケット情報

  • 一日券:大人 7,500円
  • 平日券:大人 6,000円
  • 夜間券:大人 3,700円
  • 通期パス:大人 30,000円
  • 夏パス:大人 12,000円
  • ※子どもや障がい者、団体の割引あり

会場の広さ

約155ヘクタール(東京ドーム約33個分)


公式サイト

https://www.expo2025.or.jp

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