2025大阪関西万博ぼっちレポ15 トルコとチリ

来訪6回目

暑い週末でした。
いやー暑かった。
これまで行ったどの日よりきっと暑いと想定していたので
長時間並ぶようなパビリオンよりさくっと入れそうな小さめパビリオンをラウンドするつもりで赴いた。
11時の入場予約だったが家でだらだら身支度したせいで12時入場の集団と被ってしまった。
ケアレスミス。
のんびりするにしても12時組と合流する前には並んでおかないといけなかった…。
想定よりも遅めの入場にはなってしまったけど、この日はあまり予定も立てていなかったのでとりあえずドイツパビリオンの様子を見に行く。
案の定入場制限中だった。
いつも並ばせてくれないドイツをスルーして、最初に立ち寄ったのはトルコパビリオン。
トルコといえばアジアとヨーロッパの境目として多様な文化が育まれた国。
古くが世界最大級勢力の国だったこともある。
かつてオスマン帝国は今のトルコの約7倍の領土をもち、ヨーロッパ・アジア・アフリカをまたぎ世界の要所を支配していた。
もう世界を手に入れたようなものじゃん。
しかもそれが600年ぐらい続いたぐらい政治も安定していたんだからすごい。
わたしはそんなトルコのパビリオンに期待していた。
期待しすぎていた。
トルコパビリオン、なにがあったっけ…?と今思い出そうとしてもなかなか出てこない。
記憶に残るのは、大きな太陽と三日月のオブジェ(かっこよかった)、
ずっと何かを喋っている顔が映される映像、
なんか船の模型風の壁、
そしてひたすらトルコ料理の映像が大画面で流れる空間。
トルコの歴史や文化はきっと顔の映像が喋っていたと思うんだけど、
この映像は一つのタブレットで自由に操作できるようになっていて、
通りかかった人がタブレットを触るたびに話が途切れて別の話を始めてしまい、ずっと眺めていても全然頭に入らなかった。
顔の話は一旦あきらめて進むと船の模型っぽい壁。
エルトゥールル号という船で、オスマン帝国時代に日本へ親善訪問した船らしい。
日本で遭難してしまったけど日本人が必死に救助したというエピソードで、日本とトルコの絆を象徴しているみたい。
日本とトルコの関係性は、今公式的にそこまで外交関係が深いわけではないけど、
このエルトゥールル号事件を原点として友好的な関係であることは間違いないと思います。
パビリオンのショップコーナーはかなり気合が入っていた。
色鮮やかなアクセサリーやかわいいお皿が並び、素敵なトルコランプも販売されていた。
ショップがメインコーナーなのかもしれない。
特にお皿は豊富に用意されていたので、かわいいお皿すきなひとは楽しめると思います。
我が家はダイソーのお皿で大丈夫なのでさっと入口だけ見て退出した。
パビリオンを出る前にもう一度喋る顔の話を聞いたろうと思ってたたずんでみたけど、
もう言語すら変更されていてなんの話かさっぱりわからなくなっていた。
諦めてトルコパビリオンを後にする。
出口でトルコアイス屋さんが行列をつくっていた。
あーたしかにいいな、トルコアイス。
でもそこまで空腹でもなかったので、また別の機会に行けたらいいな。

次に入ったパビリオンはチリ。
チリといえば、あの南アメリカ大陸の西海岸に位置するあの細長い国ですね。
小さめのパビリオンなので、ほとんど並ばずに入ることができた。
中は壁一面に自然的な映像が流れていて、中央に小屋のようなものがあり、
中でスタッフさんがお話をしてくれたり映像を見たりできた。
抽選でチリ旅行をプレゼント!みたいな企画もありました。シンプルながらこういうのいいよね。万博ぽい。
最も印象に残っているのは、小屋の壁を覆うような巨大なタペストリー。
マクンという幾何学模様の布マントで、200人のマプチェ先住民が手織りで制作したらしい。
とても素敵でした。
マプチェ族について気になって調べたのですが、現在チリ全体の人口の9~10%がマプチェ族らしい。
先住民ってきくとごく一部で生活している民族かと思いきや、想像以上に多くないですか?
しかも普通に都市で生活しているマプチェ族もいるらしい。
伝統的な生活を送っている南部のマプチェの人もいるけど普通に都市部出身の人もいるらしい。
あと若者は普通にスマホも持ってる。普通にSNSとか使う。
先住民といっても、伝統と現代をうまく織り込んだ生活をしているみたいですね。
じゃあマプチェの人の先住民ぽさって何??と思ったんですけど
チリのいわゆる非先住民はスペインの系統のようです。
スペイン系と先住民の混血という人が多いらしい。
文化も欧州強め、宗教はカトリックが中心というところ、マプチェの人は自然崇拝だったりマプチェ語を使用したりと
生活様式は近くても、やっぱり先住民かそうじゃないかで文化は違うみたい。
こういうのって日本にはないですよね。
いや日本もかつては中国大陸から人がたくさん移動してきて日本に住み着いたわけだから
もともと先住民がきっといたと思うんだけどね。
現代まで民族を存続させるというのはとても大変なことだったと思う。
お互いの文化を尊重し合って、平等に暮らしていけることを願っています。

チリパビリオンを出るころには、そろそろどこかに並ぼうかなという気になってきました。
次回はオマーンパビリオンに向かいます。

基本情報

開催期間

2025年4月13日(日)〜2025年10月13日(月)


開催場所

大阪府大阪市此花区夢洲(ゆめしま)


アクセス

  • 電車:Osaka Metro中央線「夢洲駅」…東口ゲート
  • シャトルバス:各主要駅から運行(梅田・難波など)…西口ゲート
  • 自家用車:パーク&ライド方式を採用(障がい者の方は東口ゲートに駐車場あり)

開場時間

9:00〜22:00(パビリオンによって異なる可能性あり)


チケット情報

  • 一日券:大人 7,500円
  • 平日券:大人 6,000円
  • 夜間券:大人 3,700円
  • 通期パス:大人 30,000円
  • 夏パス:大人 12,000円
  • ※子どもや障がい者、団体の割引あり

会場の広さ

約155ヘクタール(東京ドーム約33個分)


公式サイト

https://www.expo2025.or.jp

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