郷田龍司という男 龍が如く#3
龍が如くシリーズ
極、0、極2と順調に進んできました。
楽しい。楽しすぎる。
以下いきなりネタバレしますのでお気を付けください。
つい昨日クリアした極2なんですけど、
どうしても気になる男がいます。
郷田龍司。
おまえまじで死んだの…?
正直、極2はこれまでの極と0に比べてストーリーがやや複雑で理解が難しかった。
極は東城会、0は堂島組というスケールだったのが極2では関東と関西の極道戦争。
関西の大組織、近江連合(おうみれんごう)と東城会の戦いなんだなと。
思うじゃん?
そこに韓国マフィアのジングォン派というのも絡んできます。
あと警察もガンガン絡んできます。
まってまって、えっと、誰が味方で誰が敵だっけ…?
てか、あれ、味方いるっけ…真島の兄さん…?
え、兄さんってなんで今味方なんだっけ?
極では桃源郷で戦闘してそれからなんかあったっけ?
まあ、兄さんのことはいったん置いておいて、
ちょっとストーリーを整理させてほしい。
極でのミレニアムタワー爆破事件以降、東城会は風間の親っさんなど多数の幹部を失い失速。
東城会五代目 寺田は、自身がもともと所属していた近江連合と盃を交わすことで東城会と近江連合の戦争を回避しようとしていた。
そんな矢先、寺田は近江連合 郷龍会の組員に襲われ射殺されてしまう。
その現場に居合わせた桐生さんは寺田の死に際に、近江連合へ渡す予定だった盃のお願いの文書をうっかり託されてしまう。
大阪の近江連合本部へ向かい、寺田の遺志通り、盃のお願いを申し入れた桐生さん。
なんと近江連合会長、OKしてくれる。
会長いわく、近江連合も統制が取れておらず、なんか今ゴチャッとしているらしい。
ほな早速、近江の会長を東城会本部へお招きしましょうとなったところで郷田龍司登場。
近江と東城会が組むなんて許さんぞと怒っています。
龍司は近江の郷田会長の息子。
跡目を継いで、近江連合を日本の裏社会のトップにしたいらしい。
むしろ近江と東城会で戦争して、東城会をきっちり降伏させたいと考えているもよう。
ゴリッゴリの武闘派。
どうしても戦争したいのでなんと父である会長を誘拐までしちゃう。
さすが金髪もみあげとあごひげが繋がっている男。手段なんぞ選ばない。
戦争したい龍司と、同盟を結びたい桐生さん。
どちらも龍の刺青を背負う男として、何度も衝突していきます。
この時点でもう龍司ってめんどくせえやつなんですよ。
わがままで強くて何しでかすかわからない。
なにがなんでも桐生さんを絶対倒すマン。
超こわいんですよ。
デカイし。
なんなんコイツ…って思ってたんですけどね。
その後終盤にむけて、龍司の人間性が少しずつ見えてくる。
子どもを人質にとるような卑劣なやり方を嫌い、嘘はつかない。
実の父は過去にジングォン派のボスとして、東城会(風間の親っさん…)に殺害され、
母親もまたジングォン派に消されてしまった。
抵抗のできない運命の中で、血のつながりのない父 郷田会長を超えようと孤独に戦ってきた。
金儲けや計算づくめの近江連合の中で、ある種カリスマだったと思う。
拳銃ぶっぱなす組長ばかりのなか、日本刀を獲物としていたのも腕に確かな自信があったからだろう。
人間らしさがあるかといえば、まあない。
情とか、たぶんまじでない。
でも純粋だったと思う。
だから桐生さんに執着したんだろう。
彼を倒さなければ、龍司の野望が叶うことはないから。
最後に龍司には異父兄妹の妹の存在を知ることになるんだけど、
まあそれが、その、桐生さんといい感じになってる女性なんだけど。
薫ちゃんっていうんだけど。
龍司も薫ちゃんも今までずっと孤独のなか走ってきたけどさ、
もうひとりじゃないんだってなるじゃん。
薫ちゃんには桐生さんもいるしね。
あーよかったナァ…って。
なるはずじゃん。
ならない。
龍司止まらない。
桐生さん倒すまで止まらない。
うそだろ…。
いや、おまえ薫ちゃんと兄妹で生きて行けって。
まあ薫ちゃん警察だし、龍司ヤクザだし、多少刑務所でクサい飯食うことになるだろうけど。
でももうひとりじゃないじゃん。
守るものできたじゃん切り替えていけって。
てか近江連合も会長含めて幹部ほぼ消えちゃって壊滅状態だしもうキツイじゃん。
いったん冷静なろ?
ここで桐生さん倒せたとしても、もう東城会を食う力ないよ、近江。
そういうのをわかったうえだったのかなんだったのか。
結局龍司は桐生さんとの死闘の末、薫ちゃんの腕の中で力尽きます。
えぇ…薫ちゃんかわいそうだろ…こないだ実の父親を亡くしたとこやぞ…?
てか桐生さん、龍司のこと殺したことになんない?
また刑務所行くことなんない?大丈夫??
龍がああいう最期を選んだことがなんか腑に落ちなくて、
実は生きてたりせん??って思ってる。
大吾との確執も消化できてないし。
この先のシリーズに、こっそり出てきてくれると嬉しい。
あーおもしろかった。