いや桐生さんのサブストーリーで1回泣いたな 

龍が如く4 プレイしました。
これまで極→0→極2→3→4という順番でプレイしてきましたが、
4はストーリーが特に複雑な印象。
エンディング初見したとき、えっ・・?となったのは初めてでした。
魅力的なキャラクターも登場しますが、いろんな人が裏切りまくるせいで、
こいつは結局なにがしたかったん・・?とモヤっとすることもありました。
正義と腐敗が全体のテーマですかね。
ちなみに既プレイの龍シリーズで初めて涙が出ることがなかった。
感情移入しきれなかった・・・。
以下、ネタバレしまくりで個人的な感想を振り返ります。

まず、25年前に冴島が実行した、上野誠和会襲撃事件について。
東城会笹井組若衆 冴島大河と、兄弟分の嶋野組若衆 真島吾朗がふたりで敵対するヤクザ組織の上野誠和会の幹部をラーメン屋で襲撃しようとします。
おそらくこの時、笹井組と嶋野組は堂島組の傘下だったのかな。
笹井組は二次団体といわれてたし、真島にとって親の位置に堂島がいたらしいし。
今回嶋野が全く出てこないので、このときの真島の所属がはっきりしないけど、
この事件で真島は親(堂島)の指示に背いたことを嶋野に拷問されることが0のストーリーで明らかになっているので
きっとそういうことだと思います。違ってたら恥ずかしいです。

で、この襲撃に用いた銃は堂島組経由で真島が仕入れたものなんだけど
じつはこの銃、殺傷力のない気絶させるだけのゴム弾銃だったんです。
もともとは警察所有のもので、警察とグルだった何者かが堂島組に流したってことだよね?
このとき警察とグルだと思われる東城会の人間は、東城会三次団体 金村工業の若頭 新井(じつは警察の潜入捜査員だった)か、
その金村工業の親の位置にいる東城会二次団体 柴田組の組長 柴田(上野誠和襲撃事件を仕組んだひと)のどちらかしか思い当たらないんですよね。
この拳銃の流れの始点は、刑事兼ヤクザの杉内だろうけど、杉内から上野若頭の葛城へ、葛城から新井or柴田ですよね?
いや葛城と新井はまだ接触してないから柴田しかいないか・・新井が出てくるのは事件後だもんな。
じゃあ柴田は、まがい物の拳銃を親である堂島組に納めてええんですか?っていう疑問が・・・。
で、真島にその拳銃を渡したのは誰なん?っていうのがひっかかる。
柴田組の誰かが、堂島組に扮して真島に渡したのか?
そんなの、堂島組から仕入れた拳銃だと信じ込んでる真島さんがかわいそうじゃないですか!!

いや、真島さんがかわいそうなのは今に始まった話じゃないわ。
このあと真島さん、桐生さんに頼まれてお目付け役をしてきた東城会六代目 堂島大吾によって警察にパクられます。
味方であるはずの大吾に売られた理由は、大吾が警察の汚職に手を貸すのに真島が邪魔してきそうでとりあえず捕まえとけっていう。
真島さん、なにも悪くなさすぎる・・・まだなにもしていないどころかまだなにも知らないのに・・・。
大吾が警察の汚職に手を貸そうとした理由が、桐生さんという東城会の柱を失ってこれから組織を立て直せるか不安すぎていっぱいお金が欲しかったから。病んでんのか。しっかりしろ。
ちなみにエンディングではちゃんと釈放されて東城会本部で元気そうな姿を見ることができますが、
隣に晴れやかな表情の大吾もいるのちょっと草。
お前ちゃんと真島さんに謝り倒しとけよ。スッキリした顔すな。

でもうひとり大吾よりよっぽどヤバい悪事はたらいたのになぜか最後スッキリしてて納得いかないのが杉内刑事ですよ。
杉内は、25年前の上野襲撃事件の担当刑事なんだけど、実は警察に忍び込んでいる上野誠和会のヤクザなんですねえ。
警察でもありヤクザでもあるんですよ。その二足の草鞋厄介すぎる。
しかもただのヤクザじゃない。あの極悪男 葛城の兄弟分。
なにが一番悪いって、今作の主人公の父親を殺しちゃってるからね。ドラクエだったらラスボスレベルの悪党。
今作の主人公のひとり、谷村刑事の父親はこの上野誠和会襲撃事件の担当刑事で、
調査中に謎の死を遂げ、谷村くんは父の死の真相を明らかにするべく神室町の刑事になったイケメンです。
その谷村くんの父親、やったのこいつです。杉内です。
敵すぎる。圧倒的に最悪の敵すぎる。
主人公の父親をやるなんてもう同情の余地もない。
どうぞボコボコにされてくださいってかんじ。
まあ当然、谷村くんに杉内はボコボコに倒され、事件の真相を口にしようとします。
と、そこで何者かに銃撃されます。
そして死の間際、自分が長年警察とヤクザ両方の犬として生きることが苦しかったと本音を漏らします・・。
谷村のように、ひたむきに刑事をやりたかった、と。
・・・・。
え?
いや。
無理無理。
お前父親殺した相手によくそんなこと言えるよな。
自分の意思じゃなかったにしても、お前が罪のないカタギを殺した事実はかわらないんだぞ。
そんなことより、とりあえず谷村くんに謝れよと。
杉内が権力と権力の狭間で翻弄された悲しき殺人者・・みたいな終わり方したことにめっちゃモヤりました。
谷村くんもなんか、ほなしゃあないかあーみたいなかんじで。ゆるっと杉内の病みメンタルを受入れたことも。え、いいんだ?!ってなったね。

杉内とは違う方向性でモヤっているのが金村工業の若衆 城戸ちゃんのムーブ。
城戸ちゃんはもともと金村工業の若頭 新井の弟分として、柴田組や上野誠和会からマトにされている新井を助けるべく、
主人公のひとり、秋山駿(イケボおじさん)と奔走していたはず。
なのに葛城に寝返ったり、新井に寝返ったり、最終的に実は大吾の手先でしたーという尻の軽すぎるヤクザ。ちなみにイケメン。
でも実際に寝返ったわけではなく寝返ったふりだったりもうわけがわからない。ちょっと整理させてほしい。
純粋に新井の兄貴を助けようとしていたときに、たまたま1000億という大金を秋山の隠し金庫でみつけてしまうんだよね。
城戸ちゃんはこの1000億を使って成り上がったろうと覚悟を決める。
1000億を盗んで大吾に納めるから、東城会で昇格させてほしいみたいなことかな?
次に、大吾の指示で城戸ちゃんは新井と接触して、仲間になるふりをする。
城戸ちゃんはこのあと葛城を使って1000億を盗みだすんだけど、ここまで葛城と城戸ちゃんに接点あったっけ?っていう。
城戸ちゃん、どうやって葛城と接触したんだ?
まあ、たまたま、なんか、会ったのかな・・???
いや新井と葛城が繋がってるからか。
だから葛城と接触する前に新井と接触する必要があったんか・・・。
葛城新井のグループにスパイの城戸ちゃんが入れてもらい、新井城戸が葛城を裏切り、さらに新井が城戸を裏切るみたいな感じ?
ややこしすぎるだろ・・!!
新井の最終目的もよくわからないんだよな・・自分の信じる正義のためにーって言ってたけど、ずっと宗像副総監の手先として人殺してきたのに今さら正義かざしてくる??って。
まあカタギは殺してないぶん杉内よりはマシか・・・でも新井も最後ええ奴感だしてくるのちょっと納得できない・・・。

最後に、一番納得いってないこと言わせてほしい。
宗像副総監は自殺するようなタマじゃなくね!??
宗像副総監は警察のトップなんだけど、ヤクザを使って町の犯罪をコントロールし、点数を稼ぎまくって権力を得てきたという腐りきったクソ野郎です。
上野誠和会とグルになって、東城会を壊滅させることまで目論んでいました。
もうね、やりたい放題やってきたんですよこの人。
裏金をつかってヤクザをいいように使い、権力をほしいままにしてきました。
すべての悪事が明らかになっても開き直って、私は権力に守られているのだ!逮捕なんてできないのだ!ワハハ!なんて往生際の悪いことをほざくぐらい元気だったのに、
新聞でこれまでの不正を暴く号外バラまかれたら、急に観念して落ちてた拳銃で自害・・・
己の理想のために散々人を犠牲にしてきた権力者が、下民にバッシングされることで絶望して自死を選ぶとは思えない・・・。

とまあ、
いろいろ書いてきましたが。
いやーやっぱりこれまでのシリーズでダントツで感情移入がむずいわ!
主人公4人もいるからね。
まあ複雑にもなるよね。
最後の戦闘が、秋山vs新井、冴島vs城戸、桐生vs大吾、谷村vs宗像とSPたち って組み合わせ、熱いよねえ。
とくに桐生さんと大吾が極2の最初以来殴り合うなんてね。激熱。
でもごめん大吾相手が一番楽勝だった・・・容赦なく虎落とししまくってごめんね・・・。
逆に宗像のSPたちにめっちゃ苦戦した・・・SPなのにヤクザより全然強いとかある??

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