2025大阪関西万博ぼっちレポ⑥ ミャクミャクハウスとパソナパビリオン
来訪2回目
今回は7日前予約で午後からパソナパビリオンを確保していたので、
この日の目標はパソナの時間までに場内2ヶ所に設置されている5月の限定スタンプを押すことだった。
もともとこの日は二日前まで大雨予報だったので、
パビリオンを巡るというよりもこの限定スタンプを押して、
あとはなかなか立ち寄ることのなさそうな西の果てにある黄緑色のエリア(フューチャーライフゾーン)を探検しようと思っていました。
一つ目の限定スタンプはミャクミャクハウスの前にあるらしい。
ついでにミャクミャクハウスも入ってみようかなーと軽率に考えていた。
わたしはミャクミャクハウスについてあまりにも無知だった。
ミャクミャクハウスはミャクミャクの展示やグッズがあるものだと思っていて、
ミャクミャクとのグリーティングは別で整理券的なものがあるんだろう。
ミャクミャクとの撮影会は別にしなくてもいいかなー、中だけ見たいなー。
だって大人ひとりでミャクミャクと写真撮っても、ね。恥ずかしいしさ。
ハイ無知。
私のような勘違いをする人はまあいないかもしれないけど
ミャクミャクハウスに入るということは、撮影会に参加するということでした。
家だけ見せてもらおうなんて無礼だろう。
まずは家主に挨拶しな。
無知な私はミャクミャクハウスの行列を案内するスタッフさんに、この列はなんですか?と聞いたら、
ミャクミャクハウスですと言われた。
じゃあここに並ぶんだな。
撮影会じゃなくてミャクミャクハウスの列だもんね。
並んでから同じ列に並ぶ人の話し声が聞こえる。
一時間半後には入れるからーって。
え?一時間半後?
ここでちょっと不安になってくる。
ハウスに入るのに一時間半?
長すぎね?
これ撮影会の列なのでは?
でもスタッフのお姉さんはミャクミャクハウスの列って言ってたし…。
列を出てスタッフさんにもう一度確認するかどうか悩んでいたらちょっと列が進む。
列が進んじゃったらさ、もう並んじゃえ。
撮影会だとしたらさ、撮ってもらっちゃえ。
ミャクミャクとおてて繋いじゃえ。
行けばわかるさ。
一時間半待ちと小耳に挟んでいたけど一時間弱でミャクミャクハウスに招かれることができた。
待ってる間に当日予約で住友館の予約が取れてテンションぶちあがる。
ミャクミャクハウスに入ると、ようやく私のミャクミャクハウスへの認識が間違っていたことに気付く。
そうだ、ここはミャクミャクハウスだ。
ミャクミャクのおうちなんだから家主のミャクミャクと会えるやつだ。
グリーティング素人の私はミャクミャクと何すればいいのか慌てて考える。
手をつないでもらおう。
きゅん。
ハウスで少し待っているとミャクミャクがカーテンの向こうから激しめに登場した。
かわいい。
とてもかわいいぞ。
小さい子どもはミャクミャクの登場に泣き叫んでいた。
まあ怖いっちゃ怖いよな。
口は笑ってるけど、目やばいもんな。
なんでもカワイイとカテゴライズしがちな大人と純粋に怖いと思う子どもの対比。
これがミャクミャクハウスの魔力…。
あとはミャクミャクの誕生の展示とかコラボグッズを見ながらグリーティングの列を進む。
後ろの方だったけど、あっという間に列が進む。
どんなポーズ写真とればいいんだ。
わたしはこう見えてシャイなおばさんなので写真に慣れていない。
他の参加者はファミリーが多いので子どもと一緒にピースしてたり
自前のミャクミャクのぬいぐるみをもって撮影していた。
拙者、単騎なうえ丸腰である。
グッズはなにもないし、子どもという仲間もいない。
ミャクミャク!助けて!!
そう思ってたけど実際にミャクミャクを目の前にするともう何も考えずにニコニコデレデレで写真撮った。
ミャクミャクのポーズをマネしてばっちりポーズ決めた。(いのちのポーズというらしい)
私がバッグを下ろす前にミャクミャクから手をつないできてくれるからバッグ下ろせなくなって
アッチョッマッテ、ハハ・・・ってなってたときの私たぶんめっちゃキモかった。
気付いたミャクミャクがバッグ置いていいよってやってくれた。かわいい。ありがとう。
写真とった後もファンサたっぷりでした。
はあーーかわいかった。
もうミャクミャクにメロメロである。
撮影会とか恥ずかしいしええわとか思ってた一時間前の私は跡形もなく消えた。
ミャクミャクハウスを出たところに5月の限定スタンプが設置されていた。
そうだった。私このスタンプ押しにきたんだった。
5月の期間限定スタンプはこのミャクミャクハウス前ともう一か所、西の果てエリアにあるらしい。
西の果てと私が呼ぶエリアはガチの果てなのでかなり遠い。
西ゲートのさらに西。
前回全く足を踏み入れなかったところ。
なかなか行く機会無さそうだしちょっと探索するつもりだったけど、展示はけっこう本気というか
情報量がすごい。文字の量がすごい。
隕石の展示もあったけどこちらは60分待ちだった。
隕石見れるとか、めっちゃ万博っぽいよね。
パソナの予約時間的にこの隕石の展示は今並べない、でも隕石気になる。今度また見に来なければ。
私が立ち寄ったのはYogiboがたくさん置かれた部屋。
まだそんなに疲れてなかったけどYogiboに座ってみる。
ひゃだ、こんなところでYogibo初体験しちゃった…!
私のおしりがファーストYogiboに吸い込まれている間、モニターでは最新の同時翻訳技術が紹介されていた。
いやあここは最高の休憩場所だと思う。
めちゃくちゃくつろげるぞ。
西の果てにオアシスを発見してしまったな。
また時間をつくって展示をしっかり見たいと思う。隕石もみるぞ!
そろそろパソナの予約時間が近づいていたので、西の果てから中心部に戻る。
パソナパビリオンの外観はシャチホコ的な位置にアトムがかわいらしく座っている。
そのアトムが指さす先には淡路島があり、万博閉幕後は淡路島に移設されるらしい。
パソナパビリオンに入場すると、いきなりおどろおどろしい木の幹が中央にそびえていた。
生命進化の樹というらしい。
幹の下から上に向かって、地球の歴史と進化を表現してるもよう。
最終的には地球は太陽に吞み込まれるっていうのがこの樹のどうしようもないエンディングだけど
またどこかで別の星で化学反応がうまれて生命が誕生するっていう、エンディングだけどエンディングじゃない感じ。
生命進化の樹のあとは、アンモライトというツヤッツヤの大きな化石が展示されていた。
光の加減で虹色に輝く。コナンの世界だったら鈴木財閥がすぐお披露目するやつ。
白亜紀のアンモナイトが長い年月をかけて変化して自然に作れられる宝石とのことで、勉強になりました。
ちなみにアンモナイトはすでに絶滅してしまった巻貝みたいな生き物なんですけど、
このパソナパビリオンの外観はアンモナイトのような巻貝をデザインしているみたいです。
数千万年の時を超えて輝きを放つなんてロマンだなーなんて思いながら次の部屋へ進むと
アトムのアニメ映像を見るお部屋。
人間がめちゃくちゃにしてしまった地球を守るため、アトムは自分を犠牲にして地球を守ります。
アトムは走馬灯のように地球の歴史を追体験し、
未来の世界でブラックジャック先生にips心臓の移植を受けて目を覚ます。
未来にはネイチャーバースという地球と共存する世界が広がり、これがアトムが守った地球の未来の姿だった的な感じでした。
(未来の世界でひとりips細胞の研究をし続けたというブラックジャック先生の存在が不思議でならない…ブラックジャック知らないけどそういう不思議な感じの人なん?)
アトムの映像の次はいよいよips心臓と心筋シートを観覧できるお部屋。
培養液の中で小さい心臓が動いてた…えっこれ本物??
本物の心臓というか、ips細胞から作られた心筋細胞で作られた心臓モデルってことらしいです。
心筋シートを心臓に貼り付けたら心臓の細胞に変化して動き出すっていうイメージだったから
心筋シート単体で動くのが意外だったな。
ちょっと調べると、心臓の細胞は脳の指令、つまり電気信号がなくても自発的に拍動する性質があるらしい。
だから脳が無くても培養液の中で動いてたってことですね。
自力で拍動する細胞。
で、もうひとつ気になったのが、ips心臓だと永久に拍動し続けるのかなっていう疑問があったんだけど
こちらも調べてみると、ips細胞も生き物なので寿命があるらしい。
心筋細胞は分裂しない性質が強いため、時間がたつと衰えていく…生体内だと血液とか免疫系で細胞を保護したり修復できるけど、
今回展示されている培養環境ではそれができないので数日~数週間拍動を維持するらしい。
永久ではなく限界があるところも生命って感じがして、胸がきゅっとしました。
最先端の技術を目の当たりにしてどきどきしながら次のお部屋にいくと、シアターの演出がありました。
大きな塔型のモニターが人間たちの環境破壊・社会問題が地球を弱らせてしまうが、
ひとりひとりの心がけ、意識を変えることでネイチャーバースを現実にできる的なことが
大迫力で演出されていました。
人間社会の問題点がなかなかショッキングに表現されていたので子どもはちょっとびっくりすると思うけど
迫真の訴えというか、おまえたち事の深刻さに気付きなさいというようなメッセージ性がありました。
このシアターではネイチャーバースが広がるハッピーエンドだったけど、現実はまだまだ問題の真っ最中。
あーすごかったなーで終わらせてはいけないよねとアトムから学んだ。
次は最新の医療技術や睡眠ケアを紹介するコーナーだったんですけど、
当日予約で勝ち取った住友館の時間が迫ってきた。
やばい。
パソナパビリオンから住友館までめっちゃ遠い。
これはやばい。
のんびり見すぎた。
ここから早足でこの最新技術紹介コーナー、土の中の生き物の世界エリア(ミミズとかカエルとか。ゆっくり見たかった…!)、
最後にまた映像のお部屋があったけどここはもうスルーしてパソナパビリオンを飛び出しました。
もったいないオバケに呪い殺されそうになりながらリングの中を横断して、次回住友館に向かいます。
基本情報
開催期間
2025年4月13日(日)〜2025年10月13日(月)
開催場所
大阪府大阪市此花区夢洲(ゆめしま)
アクセス
- 電車:Osaka Metro中央線「夢洲駅」…東口ゲート
- シャトルバス:各主要駅から運行(梅田・難波など)…西口ゲート
- 自家用車:パーク&ライド方式を採用(障がい者の方は東口ゲートに駐車場あり)
開場時間
9:00〜22:00(パビリオンによって異なる可能性あり)
チケット情報
- 一日券:大人 7,500円
- 平日券:大人 6,000円
- 夜間券:大人 3,700円
- 通期パス:大人 30,000円
- 夏パス:大人 12,000円 ※子どもや障がい者、団体の割引あり
会場の広さ
約155ヘクタール(東京ドーム約33個分)