2025大阪関西万博ぼっちレポ11 飯田グループ×大阪公立大学パビリオンとガスパビリオン

来訪4回目

ひときわ目立つ外観のパビリオンといえば、
飯田グループと大阪公立大学共同パビリオンではないでしょうか。
初めて通りかかったとき、なんじゃこの派手なパビリオンは…と思った。
正直、なんかダサいとさえ思っていた。
今回このパビリオンの予約を取ったのは、三日前予約でとにかくなんでもいいから予約取れ精神だった。
深夜0時からスマホぽちぽちして、1時頃になんとか取れたのがこの飯田さんだった。
一時間頑張ってあそこかあ…とあまりテンションは上がっていなかった。
むしろもう三日前予約めんどくさいからやらんでええかあと思い始めていた。
いざ予約の時間が近づきパビリオンに入館すると、
なんとこのド派手な外装、まさかの本物の西陣織とのこと。
え、それは話変わってくる。
デカすぎんだろ…!!
耐水加工が施されているので、近くで見ても本物の西陣織にはとても見えない。
ただの壁紙シートにしか見えない。
触ってみると、まあ織物と言われたらそうかも‥って感じの手触り。
雨に耐えるために加工は仕方ないとはいえ、もったいないと思わずにはいられない。
西陣織がただの壁紙シートに見えてしまうのもったいなさすぎる。
ダサいと思ってすみませんでした。
パビリオンのテーマは未来のエネルギーと未来の住宅って感じでした。
未来のエネルギーってのがここでは蟻酸(ぎさん)を使った人工光合成なんだけど、
蟻酸って聞いたことあるけどよく知らなかったので勉強になった。
 ① 水(H₂O)と二酸化炭素(CO₂)に太陽光エネルギーを与える→蟻酸(HCOOH)と酸素(O₂)が生成
 ② 蟻酸(HCOOH)は水素(H₂)と二酸化炭素(CO₂)に分解することができる。
 ③-1 水素(H₂)は①の酸素(O₂)と燃料電池に供給されて、水(H₂O)と電気と熱を生み出す。(発電・給湯のエネルギー!)
 ③-2 二酸化炭素(CO₂)は①へ再利用される。
たぶんこんな感じの仕組みだと思います。間違ってたらごめん。
二酸化炭素を再利用できるっていうのが画期的なんですね。
そんなカーボンニュートラルな住宅、街をイメージした大きなジオラマが展示されていました。
昔ドラえもんの映画で描かれた未来の街ってかんじ。
まるで映画の世界。夢の都市。
ただこのジオラマにはあまりにも人が少なかった。
見たときはこんな快適な人口密度なわけがない実際はこの10倍は人間がうじゃうじゃいるだろって思ったけど
この綺麗に整備されたスマートシティが実現するころには先進国の人口はこれぐらい減ってるのかもな…むしろリアルなのかもしれません。
他に未来の住宅のアイデアとして、災害時には船になる家とか、
海上で漂いながら暮らす家とか、
家に服を着せるように自由に外壁をデザインする家とか、
火星で暮らすための家とか
ちょっと嘘でしょ?って感じの住宅を設計する展示が面白かった。
スマートハウスのモデルルームでは、鏡やトイレ、ベッドにAIが搭載されていて
ただ暮らすだけで健康管理ができるらしい。
個人的に人間長生きのために健康を心配するよりもほどほどの寿命でストレスなく今を過ごしたい思想なので
心配性な人にはいいんじゃないでしょうかって感じでした。
私は今暮らしている狭い賃貸マンションのほうが快適に過ごせそう。
そんな感じで、正直あまり期待していなかったパビリオンでしたが見ごたえがあって楽しかったです。
今も昔も未来も、住宅って人の暮らしに欠かせないからね。
こういうアイデア考えるのすごく楽しそう。

この日最後のパビリオンは、アゼルバイジャン並び中に当日予約を取ることができたガスパビリオン。
ずっと行きたいと思ってて、当日予約取れてラッキーだった!
飯田グループパビリオンのすぐ隣だったので、予約時間ギリギリまで飯田さんで過ごしてから向かいました。
ガスパビリオンはミッチーというオバケのキャラクターに導かれてオバケワンダーランドでわがまま放題好きなことやろうぜ!っていうことで
まずはゴーグルを装着して体験します。
これがめっちゃ面白い。
現実の映像と映されるオバケの映像が合成されているというか。
他の参加者と自分の手がオバケに見えるんですよね。
それで空間を飛び回るお金とかバッグとか食べ物とか、
欲しい物に手を伸ばせば吸い込んで自分のものにできる。
めっちゃ楽しい。
他のひとたちも手を伸ばしていろんなもの吸い込んでてかわいい。
もう私ぼっちなのにワァー!スゴイー!ワァー!って騒ぎながら吸い込みまくってたんです。
大はしゃぎで楽しんでいたら突然悪いオバケ的なものが出てきます。
私たちがワガママ放題やりたい放題に遊んでいたせいで、悪いオバケが生まれてしまったそうです。
さっきまであんなに楽しかったのに、急に怒られてワンダーランドもめちゃくちゃにされて、
私たち、茫然。
みんなでオバケ姿のままちょっと本気で怒られて、キョロキョロしたりして。
ここが最高に面白かったのでこのゴーグルをつけるときの場所はちょっと後ろのほうで、他の参加者のことも見れる位置がおすすめ。
このあとはその悪いオバケ 正体はCO₂ってことで、みんなの優しさや思いやりの心をもってやっつけることになるんですけどね、
ちゃんと教訓めいていて、小学校の教育とかにめっちゃ良さそうって思いました。
みんなが欲しい物を好きなだけ手に入れようとすると環境を壊してしまうから、地球のことを思って我慢したり思いやっていこうねって感じで。
最後はガスパビリオンらしく、e-メタンという次世代エネルギーについて触れていました。
e-メタンもたぶん飯田さんとこで見た人口光合成みたいな感じで、CO₂を再利用することができるガスって感じですかね。
天然ガスを燃やすとCO₂が出ちゃうけど、e-メタンガスはCO₂と水で発生するから、燃焼で発生したCO₂を再利用できるってイメージ。
合ってる?知らんけど。
e-メタンガスが実際に燃焼している展示もあった。
蟻酸よりも実用化が近そう。
私の知らない間にこんなにも未来が近づいている…!
またこのパビリオンの外壁に使われている素材は、万博終了後は再利用できる素材らしい。
建てて壊すのではなく資源としてリサイクルされるんだね。
楽しく学べた体験でした!
オバケのキャラ、ミッチーが可愛かったのでショップで巾着とアクリルキーホルダーを買いました。
気に入ったパビリオンでグッズ買いがち…。

この日は土曜の12時入場枠だったわりにたくさんパビリオンをラウンドして充実の一日。
やっぱ万博はぼっちしか勝たんのだよ。

基本情報

開催期間

2025年4月13日(日)〜2025年10月13日(月)


開催場所

大阪府大阪市此花区夢洲(ゆめしま)


アクセス

  • 電車:Osaka Metro中央線「夢洲駅」…東口ゲート
  • シャトルバス:各主要駅から運行(梅田・難波など)…西口ゲート
  • 自家用車:パーク&ライド方式を採用(障がい者の方は東口ゲートに駐車場あり)

開場時間

9:00〜22:00(パビリオンによって異なる可能性あり)


チケット情報

  • 一日券:大人 7,500円
  • 平日券:大人 6,000円
  • 夜間券:大人 3,700円
  • 通期パス:大人 30,000円
  • 夏パス:大人 12,000円
  • ※子どもや障がい者、団体の割引あり

会場の広さ

約155ヘクタール(東京ドーム約33個分)


公式サイト

https://www.expo2025.or.jp

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