錦鯉を背負う 龍が如く#2

錦山彰という男よ。
なあ。
おめー何回泣かすねん。

龍が如く極はシナリオのエンディングを大泣きしながら見届けたので、
龍が如く0を現在プレイ中です。
龍が如くシリーズをこれから始めるなら、極→0→極2→3→…の順がよいらしく、
極2をセット購入していたけど0を別で買って先にやっています。

極のほうもまだサブストーリー全回収できていないのでまだやりこみたいところなんだけど、
あまりにも次が気になるじゃない。
なんか0は極よりも過去の時系列らしいし。
ってことは極の登場人物たちがみんな元気に過ごしてるってことじゃん…お前らの笑顔を見せてくれよ…

そしてなにより、極に出てくる方々は0では死なないことが保証されている!
あまりにも朗報なので、すぐ0に取り掛かりまして。

で、まだ半分も行ってないんだけど、いったんちょっと言いたいことがある。
0を見届けて、理解度を上げてから極と0の感想を書きなぐろうと思っていたんだけど。
ちょっと。言いたい。
なにをって、まあいろいろあるよ。いろいろあるけど。

錦山・・・。

以下ネタバレ含みます。
さっきも言ったけど、まだ0半分行ってない。
真島の兄さんの水商売アイランド(名前おもろすぎ)が解放されたとこ。
錦が桐生さんに銃口を向けたあのシーンに声が出ました。

まず極での錦について、
もともと桐生さんと錦は同じ孤児院で兄弟のように育った幼馴染で、
その孤児院の面倒をみていた風間の親っさんの背中を追いかけてふたりで極道の道に進んだわけで。
一緒に頂点目指すぞっつってやってきたわけですよ。
目キラキラさせてさ。しかもイケメンでさ。

まさかさ、桐生さんが錦の身代わりで10年ブタ箱行きになって、
片思いの女は記憶喪失になって失踪して、
部下には舐められ上司(?)からはぶん殴られ、
あげく妹の治療費として稼いだ金まで部下に吸われて医者に逃げられ妹は助からず…
そんな不憫のオンパレードと思わんやん。
約束された闇堕ち。ダークサイドへグッバイ・・・

そんな錦は、極のラストでケジメをつけるわけです。
涙なしには見れない。
つらい。
でもね、0の錦は、闇堕ち前のイケ錦なんですよ。
時には桐生さんのスーツを一緒に買いに行き、
時には一緒にカラオケを歌い、
時には桐生さんが起こしたトラブルの巻き添えで阿波野の兄貴にぶん殴られる。
いや阿波野の兄貴に殴られたのガチの理不尽で笑っちゃった。すまんな!ニシキチャン!

まあそんなね、0ではなんだかんだ楽しそうというか、青い極道やってたわけよな。
極で錦の辿る未来を知っているからさあ・・・
0の錦ほんま尊いんだわ・・・。

0のストーリーでは、桐生さんが少々はっちゃけてしまいまして、
超簡単にいうと堂島組の幹部がある土地を手に入れようとするのに、
桐生さんが全力で邪魔をします。
というのも、その土地が幹部に渡ると、桐生さんと風間の親っさんがまずい状況になるのね。
親っさんを守るためにも、桐生さんは極道から足を洗う=堂島組から破門にされ、
カタギという名の自由の身で堂島組の邪魔をしよるわけで。
そんなことするから桐生さん、堂島組幹部からブチギレられてます。
もう見つかったらボコボコじゃ済まない。
錦は桐生さんが心配でしゃあないけど、堂島組の身なので表立った支援はできないし、
桐生さんも錦に迷惑はかけまいとお別れを告げるわけです。
はあ。
どうしてこうなったんだ・・・おめーらついさっきまで仲良く飲んでたろ・・・。

ブチギレ堂島組から本格的に桐生さんが襲撃されだしたタイミングで、錦山動きます。
桐生さんを助けてしまいます。
そんなことしたら錦山もただじゃ済まない。
だって桐生さんを襲って返り討ちにあった久瀬の兄貴(笑)がそんなの許さないよ。憤怒だよ憤怒。
窮地の桐生さんを車で拾って山奥に向かった錦は、ここで銃口を桐生さんに向けるわけです。
エーーって。なるよ。めっちゃなる。
シンプルに裏切るんかいって。
てか拳銃1丁で殺れるほど桐生さんはヤワじゃねえぞって。
さっき久瀬の兄貴ボコして下水道に捨ててきたんだぞって。
だから桐生さんも全然ビビってない。
どういうことだっつって。
こわい顔するわけです。

錦山がなぜ桐生さんを裏切ったのか。
それは堂島組に捕まって拷問を受け、ボロボロの死体になる桐生さんを見たくないから。
逃げ切れないと悟ったんだね。
死んだ方がマシな苦痛が待ち受けているなら、ここで自分が終わらせる。
そういう覚悟でここへ来て銃口を向けているわけです。
いや
もう勝手すぎる。落ち着いてくれ。
錦おまえそういうとこあるよ。
頭も切れるし器用なはずなのに、なんか暴走しちゃうとこあるよ。
桐生さんも、よくわからんがお前がそう言うなら撃てよ・・・みたいな感じでさ。
いやいや。桐生さん。
そいつ一回ビンタで目を覚まさせてやってくれよ。
なんでお前が決めんねんと。
お前がそんなだから桐生さんは数年後ムショにぶちこまれんだぞと。(極で)
そんなプレイヤーからの総ツッコミが届いたのか、錦は大泣きしながら銃を下ろします。
やっぱむり、俺おまえのこと撃てない・・・って。
最初から最後までなにがしたいんだこの男はー!
とね。
なるんだけど。
なんかめっちゃ人間らしいムーブですごく好きなシーン。
桐生さんは終始まっすぐで、時に騙されたり嵌められたりするけどキリッとしながら
自分バカだからよくわかんないスけど拳で切り開きます!ってタイプは主人公としてとてもカッコいい。
でも人間ってそんな上手になかなか生きられないじゃん。
間違えたりブレたり、わかんなくなったりするじゃん。
錦山彰という男はこの作品中で羨ましいぐらい人間らしく、危うく、キラキラして見える。
だから極で闇堕ちしてしまったんだなと納得できた。
桐生さんみたいに黙っていても人がついてくるようなカッコよさはないかもしれない。
たとえるなら、ドンキでワゴンにバラ積みされたカップ麺はお買い得に見えちゃうとか、
午後は雨が降るってわかってたのに傘を忘れてコンビニでビニ傘買うとか、
そんなふうな日常が想像できる男だなと思った。

ここから先のシナリオがまだまだ楽しみなんだけど、今真島の水商売アイランドが楽しすぎて全然進まない。沼。
キャバクラを経営するミニゲームなんだけど、キャバ嬢ひとりひとりに感情移入してしまってもうみんな可愛くてしかたない。
たのしい。長期休暇ほしい。

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